「癌」の予防は第一に食生活、次いで「SODロイヤル」

  酸素は、私たちに必要不可欠なものです。しかし、酸素から過剰な活性酸素ができると、その酸化作用で細胞の膜や核を傷つけます。その結果、動脈効果や糖尿病、癌など老年病を引き起こします。
  癌を引き起こす主因といわれる活性酸素への対策は、先ず日常の食生活に注意することが先決です。本シリーズでは、食生活から見た「癌予防」のポイントについて掲載します。しかし、食事だけでは、癌を予防できなことも事実です。そこで、不足する活性酸素対策(癌予防対策)に、「SODロイヤル」を摂取するのも一方策です。

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Q1 : 緑茶の渋みが癌を抑制する?
Q2 : 動物実験では、緑茶は有効だったのですか?
Q3 : どのような癌に有効な結果が得られたのですか?
Q4 : 緑茶が癌を抑制する機序は?
Q5 : どの程度飲めば有効?
Q6 : 効果的なお茶の煎じ方は?

丹羽SOD様食品の摂取症例から

来院9ヶ月で肝癌がほぼ消失

        

Q1 緑茶の渋みの成分が、癌の発生を抑制するといわれていますが

A…10時と3時のお茶。食後の一杯、息抜きの一杯。日本人の食生活に、緑茶は欠かせない存在。その緑茶が、今、最も有望な癌予防食品の一つとして世界中の注目を集めている。
  以前から疫学的な検査では、緑茶をよく飲む人は癌になりにくい、といわれてきた。こういたデータを背景に緑茶に注目。動物実験で緑茶の癌抑制効果を明かにしているのが、山根部長である。
  「前から、癌抑制物質の有力候補として、緑茶に含まれるエピガロカテキンガレードという物質の名前が挙がっていました。われわれも、動物に発癌剤を与え、いろいろな物質を投与して、発癌抑制作用を研究してきたのですが、ほとんどの物質は十分な効果がありませんでした。その中で強力に癌を抑制する作用を示したのがエピガロカテキンガレードだったのです。」
  緑茶の苦味や渋み、茶渋のもとになるのはタンニン(別名カテキン)という物質だ。エピガロカテキンガレードは、このタンニンのひとつ。簡単に言えば、渋みの成分だ。

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Q2緑茶を用いた動物実験では、緑茶は有効だったのですか?

A…そこで、山根部長らは、発癌剤を投与したラットに、エピガロカテキンガレードを飲ませ実際に大腸癌の発生を抑えることができるかどうか見ることにした。まず、ラットに10週間、大腸癌の発癌剤を注射する。その後、次の二つのグループに分け、それぞれ、ただの水道水および緑茶を飲ませ、自由に水分を取らせた。
@ただの水道水
A緑茶(緑茶の抽出物を水に0.1%または0.01%溶かしたもの)
  こうしたラットは、1日平均30ccぐらいの水分を取る。そして26週間後の結果は以下のようであった。
@水道水を飲んでいたグループでは、77%に大腸癌が発生していた。
A緑茶(の抽出物)を飲んでいたグループでは、38%に抑えられていた。
 
  緑茶を飲むというだけのことで、発癌剤による癌の発生が半分に抑えられていたのである。しかも、不思議なことに0.1%の濃い緑茶より、0.01%の緑茶の方が癌抑制剤効果は強かった。「これは、予想とは違っていました。濃すぎるとラットが飲まないこともあったのかもしれませんが、適量というのが大事なのだと思います。」と山根部長は語っている。

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Q3大腸癌以外に、どのような癌に有効な結果が得られたのですか?

A…前述のように、山根部長らは、ラットに緑茶をのませることで発癌剤による大腸癌の発生が半分に抑えられることを突きとめた。
  緑茶から抽出したエピガロカテキンガレードを飲ませた実験では、胃癌の抑制にも効果があることが確かめられている。緑茶の効果はそれだけではない。「動物実験では、大腸癌や胃癌だけではなく、皮膚癌肺癌乳癌肝臓癌膵臓癌などでも抑制効果が、認めれています。ひとつの食品で、これだけ多様な癌に働くものは珍しい」と山根部長も驚く。

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Q4では、なぜ緑茶は発癌剤による癌の発生を抑えるのでしょうか。推定される機序は?
A…これには、さまざまな働きが指摘されている。
 
緑茶の働き@…緑茶の成分であるエピガロカテキンガレードには、強力に酸化を抑える働きがある。それによって、フリーラジカルという遺伝子を傷つける物質ができるのを防ぐとされている。
 
緑茶の働きA…また、細胞の膜を強化し、細胞の癌化を防ぐことも分ってきた。
 
緑茶の働きB…山根部長は、腸内細菌に対する働きも指摘している。ある種の腸内細菌(クロストリジウム属細菌)は体内で食物からニトロソ化合物などの発癌物質からつくられるのを促進するように働いている。緑茶に含まれる成分は、この腸内細菌の増殖だけを集中的に抑える。これが発癌の抑制にも関係しているのではないか、というのである。
 
緑茶の働きC…さらに、最近非常に注目される事実が発見された。ウロキナーゼという酸素は、蛋白質を分解して細胞をバラバラにする酸素として知られている。癌の場合は、この酸素が癌細胞をバラバラにして転移を促進するとみられている。この酸素の働きを阻止する物質が、エピガロカテキンガレードだったのである。もちろん、ウロキナーゼの働きを合成物で抑えることも可能だが、そういうものはたいてい毒性が強い。エピガロカテキンガレードは、力は弱くても毒性は低く、それゆえに大量に使えるのが大きな利点だ。

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Q5こうした緑茶の癌抑制効果を日常生活に生かすには、どの程度の緑茶を飲めばいいのでしょうか?
A…次の段階として山根部長は、実際に家族性大腸ポリープ症の人に、ポリープの癌化予防を目的に緑茶の錠剤を服用してもらっている。
  家族性大腸ポリープ症は遺伝的に大腸癌になりやすい家系で、ポリープが発見されると、ほとんどの場合、大腸を全部摘出し、残った直腸と小腸をつなぐことになる。
  ただ、こうした手術をしても、残った直腸から再びポリープが発生、癌化する可能性がある。残念ながら、今のところポリープの発生や癌化を防ぐ手段がないのが現状だ。
  そこで、山根部長は、緑茶の抽出成分1gを含んだ錠剤を作り、まず健康ナ人に3ヶ月間服用してもらった。「今のところポリープが減少したり、消えています」という。家族性ポリープ症の人にとっては、かなり期待できる経過なのである。では、一般の人が緑茶の癌抑制効果を日常生活で生かすにはどうすればいいのだろうか。「疫学調査では、1日10杯以上の緑茶を飲むのが有効という結果が出ている。」そうだ。
 
● 山根部長が、動物実験ラットに飲ませた緑茶の抽出物も、人間に換算すると大体このくらいだそうだ。

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Q6効果的なお茶の煎じ方、お茶の種類について知りたいのですが。
A…緑茶は入れ方でエピガロカテキンガレードなど、カテキン類の出方が変わってくる。カテキン類は、熱湯で入れるとワッと出てくるというから、安い茶で十分。茶のうまみは、一番せんじ、二番せんじとだんだん落ちてくるが、カテキン類の出方は変わらないそうだ
  二番せんじでも三番せんじでも、煮え立った湯をきゅうすに注いで茶の色がでるまで待つ。そうするとカテキン類がいっぱい出てくる、茶の種類も緑茶の葉なら同じなので、せん茶、番茶、玄米茶、何でも構わない。ただ、ほうじ茶のように熱を加えてあるものはよく分らないそうだ。緑茶に限らず、食品の癌抑制効果は薬のように強力なものではない。しかし、10杯の緑茶を毎日飲むことで、そのリスクを下げることは可能かもしれない。

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  本症例はすべて、丹羽博士が院長を務める土佐清水病院での、末期癌を含めた重症の患者の症例です。博士が長年かけて研究開発した「天然SOD製剤 BG104」および『天然低分子抗酸化剤 SODロイヤル』を治療の主体とした症例を掲載しています。
  治療の詳細を知りたい方は、丹羽博士の著書「天然SOD製剤がガン治療に革命を起こす」を参考にして下さい。

M ・Tさん  男性  47歳  C型肝炎による肝癌

現症ならびに来院時所見
  十四年来肝炎(C型)を指摘され、平成元年肝硬変で某病院に入院。次第に悪化し、平成六年四月より、るい痩著明となり、同病院で腹部CTにて肝癌の併発を指摘され、TAE(肝動脈塞栓療法)を施行した。本院に平成六年八月来院。顔色不良、触診にて肝臓が2.1/2触知され、若干の腹水の貯留を認め、鼓膜、胃痛、腹痛を訴えた。検査所見(省略)。
  入院治療させ、BG104と低分子抗酸化剤(SODロイヤル)を所定の量(省略)内服させ、成分尿療法や遠赤外線療法を併用し、強肝剤の点滴を行った。
 
臨床経過
  以上の治療にかかわらず、検査値好転せず、肝癌の腫瘍マーカーであるAFPは800ng/mlを超え、十一月中旬で退院し、続けて自宅で入院中とまったく同じ治療を行ったところ、平成七年三月頃より、全身症状が好転し始め、AFPも低下し、5月にはAFP197ng/mlに減少し、血小板も八万三千と若干上昇し、写真4(省略)のように腹部CTにてほぼ肝癌の消失を確認した。
 
考察と結論
 
著書の治療方法は化学薬品と異なり、速効性はないため、治療後数ヵ月の間は、このように効果の表れない症例もかなり存在する。しかしながら、平成六年五月に腹部CTで、明かに存在した肝腫瘍が、約一年の経過でほぼ消失し、また、一時上昇し続けた腫瘍マーカーも減少を示し、BG104が著効した症例であるといえる。