「癌」の予防は第一に食生活、次いで「SODロイヤル」
酸素は、私たちに必要不可欠なものです。しかし、酸素から過剰な活性酸素ができると、その酸化作用で細胞の膜や核を傷つけます。その結果、動脈効果や糖尿病、癌など老年病を引き起こします。 |
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Q1… 死因の約半数を占める癌について、予防の基本的な考え方は? |
A…癌予防の基本は、発癌を遅らせること。その考え方を渡辺教授はこう説明している。「多段階発癌といって、現在癌は五つくらいの遺伝子が次々と変化することで次第に細胞が悪性化し、癌になることがわかっています。遺伝子の変化ステップは、癌につながる段階のようなものなのです。このステップをなるべく緩やかにして、発癌をできるだけ遅くしよう、できれば。100歳くらいまで遅らせて、天寿を全うできるまでにしようというのが、基本的な考え方なのです。」 癌は、まず細胞の遺伝子が傷つけられ(この段階を「イニシエーション」といいます)、さらにその細胞が増えていく中で、いくつもの遺伝子の変化が加わり、本物の癌に成長していく。この間、20年から30年といわれている。 普通は、だれでも思春期から20歳くらいまでの間にイニシエーションが起きている。発癌物質はどこにでもあるから、これを完全に避けるのは難しいのである。 しかし、問題はそこから先である。今は、60代あたりで癌と診断される人が多い。しかし、煙草などの発癌物質を取り続けていると、段階が急になり、若くして癌を発病させることになる。 だが、逆に段階を緩やかにして、癌の発病を100歳過ぎまで遅らせることもできる。それが、現在注目されている発癌抑制物質なのである。その数は、これまで分っているものだけで600以上に上るという。 |
Q2…癌に発症原因では、食生活が3分の1ほどと関係するといわれていますが? |
A…癌の原因は何かときかれたら、大抵の人は放射線や煙草、食品添加物などを思い浮かべるのではないだろうか。確かに煙草は癌の原因の3分の1を占めている。しかし、渡辺教授によると「食生活週間が、癌全体の3分の1に関係している」という。 |
Q3…最近は、脂肪食が多く脂肪摂取過多による、エネルギー過剰が問題になっていますが? |
A…エネルギーの過剰は、どの癌に対しても発育を促進する方向に働くが、中でも問題になるのは脂肪の取りすぎだ。脂肪の多い食事は、胆汁の分泌を促し、これが大腸癌を育てる方向に働く。 |
Q4…脂肪食以外に、かつては焼け焦げやアルコールなども問題になっていましたが? |
A…肉や魚の焼け焦げには、ヘテロサイクリックアミンという発癌物質が含まれ、結腸癌や肝臓癌などの原因になり得る。 ニトロサミンは、肉や魚に含まれる2級アミンと野菜などに含まれる亜硝酸が胃の中で反応してできる物質で、胃癌を作る物質として知られている。 アルコールは、食道癌や口腔癌の危険因子だ。 こうした癌危険因子の研究から、「煙草をなくすことで3分の1、その他、節度ある衛生的な生活や心理的に安定した生活を送ることで、今ある癌の4分の3は予防できる」と考えられている。 これまで食生活はでは、発癌物質を含む食品を避けることが中心だった。しかし、現在では癌を防ぐ食品をとることで癌を防ぐ、より積極的な予防法が期待されている。 専門家の研究から、これまで知られていなかった食品成分の働きが明らかにされつつあり、その中に癌を防ぐ物質が多く含まれることが分ってきたのである。 |
Q5…近年欧米では、癌を始めとして病気のリスクが少ないということで、日本食が話題になっていますが? |
A…渡辺教授によると、日本人の伝統的な食生活は、癌予防に関してはかなり優秀だったようだ。「胃癌を除けば、日本人は世界でも癌が少ない民族です。大腸癌や乳癌、前立腺癌などは欧米人の3分の1程度。これは日本の食生活と深く関係している」という。 アメリカでは、かなり早くから食べ物と癌の関係が注目されてきた。1940年代ごろから、動物実験でえさに含まれる志望の量が発癌率に影響するという報告が続出。77年には脂肪の減少を中心にした「理想的な食事の取り方」という指針まで提案されている。その内容をみると、当時の日本人の食生活と非常によく似ているのである。 幸い、胃癌にかかる人は最近、日本でも減少傾向にある。これも冷蔵庫の普及や高血圧対策などで、食塩の取り方が減少したことが一因といわれている。 しかし、半面で欧米型といわれてきた癌が急増。これを防ぐためにはやはり癌を防ぐ食生活の在り方が重要になるのである。 【 一口メモ 】 @癌予防12ヶ条 20年ほど前、当時は発癌研究を土台に、癌センター名誉総長である杉村隆氏らが中心となってまためた。12ヶ条のうち8ヵ条は以下のように食生活についてのもの。 1.バランスのとれた食事 2.変化のある食生活 3.食べ過ぎを避け脂肪を控える 4.お酒はほどほど 5.適量のビタミンと繊維質のものを多く取る 6.塩辛いものは少なめに 7.熱いものは冷ましてから 8.焦げた部分は避ける A米国理想的な食事の取り方 1977年、米国上院のマクガバン委員会によって発表された。摂取目標は以下のようになっている。単位をキロカロリー、klと省略した。 脂質が750kl 蛋白質が300kl 炭水化物が1450kl 総摂取が2500kl 当時の日本人は、以下のように理想に極めて近いものだった。 脂質が560kl 蛋白質が320kl 炭水化物が1600kl 総摂取が2480kl |
本症例はすべて、丹羽博士が院長を務める土佐清水病院での、末期癌を含めた重症の患者の症例です。博士が長年かけて研究開発した「天然SOD製剤 BG104」および『天然低分子抗酸化剤 SODロイヤル』を治療の主体とした症例を掲載しています。 M ・W さん 男性 64歳 肺癌 |
● 現症ならびに来院時所見
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