活性酸素は、脳や心臓以外の多くの臓器に |
はじめに…前号では、体内に発生した活性酸素による動脈硬化が、脳・心疾患を引き起こすことを述べました。本号では、活性酸素が動脈硬化を引き起こす機序を掲載します。 |
|
|
|
Q1… 最近、日常生活で体内に発生する活性酸素が話題になっていますが、どのような害を及ぼすのですか? |
|
A…「酸素は悪者でもあるんです」と、ビタミンなど抗酸化剤を研究する五十嵐
脩・お茶の水女子大教授は言っています。 酸素は栄養を燃やしてエネルギーを得るのに欠かせませんが、反応がよすぎて悪さをして、特に、普通は二つ結合している酸素原子が一つだけになると、むやみに酸化して有害物を作ります。 体内で似た形ができたのが、活性酸素やラジカル(遊離基)と呼ばれる暴れ者。動脈硬化を起こし、癌の原因にもなると、学者の注意をあつめています。 |
|
Q2…活性酸素が原因となる病気の中で、特に動脈硬化について、説明していただけませんか? |
|
A…そうですね、動脈硬化について簡単に整理してみましょう。 |
|
@ | 動脈硬化には、活性酸素とLDLコレステロールから生成される過酸化脂質が、血管内腔の狭小化と血管壁の脆弱化を招くものです。 |
A | 動脈硬化は、血管の老化を意味し、血管の老化は人の老化につながります。血管が若ければ、長寿というわけです。 |
B | 動脈硬化は、若いときから徐々に発生し、20〜30年以上かけて悪化し、40才後半〜50才位になると、血管系を中心とした患者を引き起こします。 |
Q3…活性酸素による動脈の変動(動脈硬化)について、もっと詳しく知りたいのですが? | |
A…脳・心疾患は、主に動脈の変性ですが、動脈は、内側から、内膜・中膜・外膜の3層から構成され、極めて丈夫な構造になっています。
|
|
Q4…活性酸素による動脈硬化は、どのような過程で進行するのですか? | |
A…動脈硬化の進行過程を、説明を容易にするために、@正常な動脈、A狭小化した動脈、B閉塞化した動脈、という進行過程に従って三段階に分けて整理してみましょう。 |
|
@正常な動脈 活性酸素の弊害がない状態で、コレステロールだけでは血管壁の付着しないため、血管の狭小化は起きず、血液はスムーズに流れます。 |
|
A動脈硬化が進行して、動脈が狭小化した状態 活性酸素とLDLコレステロール(血清中にあり、脂肪を運搬する低比重リポタンパク)が反応し過酸化脂質ができます。 |
|
過酸化脂質が、血管壁に付着すると、この過酸化脂質が接着剤の役目をして、その上にコレステロールや中性脂肪、さらに過酸化脂質が積み重なり血管の内腔が狭くなります。 |
|
動脈硬化が進行すれば、狭心症や脳出血になる危険性が高くなります。 | |
B動脈硬化がさらに進行して、動脈が閉塞した状態 血管内膜への過酸化脂質やその他の脂質が沈着(沈着した脂質は、お粥のようにドロドロしているので、粥腫=アテローム変性といいます)した結果、 |
|
血管壁からせり出して、『瘤=血栓』のようになり、血栓部より遠位には血液が届かなくなり、その組織は壊死します。 これが心筋梗塞や脳血栓の成因です。壊死した心臓の筋肉や脳細胞は、通常、再生することはありません。 |
|
Q5…動脈硬化は、脳や心臓の血管だけに発症するのですか? | |
A…いいえ、動脈硬化は、脳や心臓の血管だけに発症するのではなく、全身の血管に発症する可能性があります。動脈硬化は、上肢や下肢の末梢の血管にも発症して、血管を詰まらせ、チアノーゼや知覚障害などを引き起こすことがあります。 | |
動脈硬化は、全身に発症するものですが、ときに、他の部位にできた動脈硬化による『瘤=粥腫』がはがれて、血流に乗って脳に到着し、脳の動脈を詰まらせて(血栓)、障害を招くことがあります。要約して言えば、動脈硬化部の破片が、血栓として脳の動脈を詰まらせるのです。 | |
その血栓が、一時的に脳の動脈を詰まらせるのが、一過性脳虚血発作や脳塞栓です。一過性脳虚血発作や脳塞栓が認められれば、いつ脳卒中(脳出血や脳血栓)が起きてもおかしくない状態であるといわれています。 | |
Q6…一過性脳虚血発作や脳塞栓の概略を知りたいのですが? | |
A…一過性脳虚血発作は、頸動脈などにできた血栓がはかれて、脳血管が一時的に詰まりますが、すぐに溶け血流が再開しますが、いつ脳卒中が起きてもおかしくない状態です。 脳塞栓は、心臓などにできた血栓がはがれ、血流にのって脳の血管に詰まります。心臓の手術や薬剤の副作用で発症することがあります。 |
|
これらの疾患の「前ぶれ症状」として、手足のシビレ、視力低下、平衡障害、言語障害などを認めることがあり、早期に適切な処置が必要で、専門医による検査が望まれます。 | |
膀胱ポリープが、半年で消失した! |
|
前略。 |
|
娘が手術のことを心配して、手術をしないですめばと、娘が通院中の接骨院の先生にお聞きしたところ、SODロイヤルをご紹介していただきました。入院はしないで、経過を観察しながら、H8年頃から、SODロイヤルにお世話になりました。半年後に、再検査をしたところ、膀胱ポリープはきれいに消えてなくなっていました。担当の先生も驚いていました。 SODロイヤルの摂取は、最初は、毎日3包でしたが、現在は2包です。 本当に有り難うございました。 ※本文は、SODロイヤルの「ご愛用者アンケート」から選択したものです。
|