症例11:56歳、女性、悪性リンパ腫


  1999年8月に腹部CTにて腎臓癌を疑われ、翌月1999年9月に当院入院。種々の検査結果、腹腔の悪性リンパ腫と診断がつき、図22にみられるように、巨大腫瘍が左腹部に証明された(1999年9月17日)。図23に見られるように、IL2-receptor (IL-2R)が11,380と異常高値を示し、LDHも2,000を超した。非常に大きい腫瘍とIL-2Lが異常高値を示していたため、ベプシド50mgをBG-104、BG-103、BWSと共に併用した。1週間後、LDHは1/3に低下し、2週間後には4,670まで低下して来た。11月初旬にはIL-2Rは初診時の1/10と低下していた。図23に見られるように、腹腔内の巨大腫瘍は著明に縮小していることが認められた(1999年10月8日)。

 


図22

 
 
図23