症例4:46歳、女性、乳癌


  1994年2月右乳癌の手術を受け、1年後肝転移が認められた。化学療法を3ヶ月受けたが、転移性の肝腫瘍は増加の傾向を示した。図7は患者の腹部CTの経過を示している。上の写真は肝転移が初めて認められた写真であり、下の写真はBG−104を内服し始めて1年2ヶ月後の写真である。乳癌が肝転移を合併すると1年以内に死亡することは我々の常識であるが、患者は現在もなお生存していてOLとして活躍している。

 


図7:上1995年6月:下1996年8月