症例1:65歳、男性、肺癌(小細胞癌)


   図1にみられるように左上肺部に著明な陰影が認められ、ブロンコファイバーの組織検査の結果、小細胞癌の肺癌と診断された(1992年12月)。手術を拒否し、化学療法、放射線療法を行なわない我々のBG−104を飲み始めた。BG−104投与にも拘われず、図2にみられるように、腫瘍は縮小せず増大傾向を示し続けた。腫瘍マーカーに関してはNSEのみが軽度の上昇を示した(deta not shown)。しかしながら患者はBG−104内服を継続し、図3に見られるように腫瘍が縮小し始めた。小細胞癌の肺癌の延命率1年から1年半とよく知られているが、患者は6年間抗癌剤の副作用を味わうことなく、体重、食欲、顔面、体力活力の喪失を招くことなくQOLを保ち、6年間延命した。BG−104、BG−103や我々の抗酸化剤を含む治療を受けている末期の全ての患者に見られるように、患者は臨終の際に苦しむことなく平安に最後の息をひきとった。
 


図1:1992年12月                         図2:1993年2月                         図3:1993年4月