副作用の原因2 |
からだに合わない成分をとっている
同一成分の過剰摂取 |
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総合感冒薬はおトクじゃない |
薬を選ぶときに、消費者心理が働き、割安感から効果がいろいろある総合感冒薬や、総合胃腸薬を選んではいないでしょうか?
たとえば、総合感冒薬「パブロンSゴールド」などは、咳止め成分が3種類配合してあります。咳の出ない風邪のときにこの薬を飲むと、不要な咳止めを3種類も飲んでしまうことになります。
これらの成分は体のなけで咳を鎮めるわけですが、咳のない場合は、通常の呼吸や体の正常な働きを妨げ、意外な副作用を起こす可能性があります。ですから、いろいろ入っていることがお買い得とは、決していえないのです。
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クスリと体質のいけない組み合わせ例 |
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●胃潰瘍の人+イブプロフェン、アスピリン配合薬
⇒胃潰瘍の悪化
(解熱鎮痛剤、風邪薬など) |
イブプロフェンやアスピリンは、胃の粘膜を保護するプロスタグランジンの生成を抑えるので、胃に潰瘍などがあると悪化する原因になります。
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●高血圧の人+塩酸フェニルプロパノールアミン配合薬⇒血圧の上昇、脳いっ血
(鼻炎薬、風邪薬など) |
これも、塩酸フェニルプロパノールアミンが血管を収縮させてしまうので、血圧の上昇や脳いっ血を起こす原因になります。もともと血圧の高い人、脳いっ血を起こしたことのある人は服用をしてはいけません。 |
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●アレルギーの人+塩化リゾチーム配合薬
⇒アナフィラキシーショック
(風邪薬など) |
卵アレルギーなどのある人が、塩化リゾチーム配合薬(例:新ルルA錠、ブロン顆粒)を服用すると、アナフィラキショックといって、血圧降下など重篤な症状を引き起こし、場合によっては死にいたることもあります。 |
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●妊娠中の人+ビサコジル配合薬
⇒流産の危険
(便秘薬など) |
妊娠中の場合、ビサコジル配合の便秘薬(例:コーラック、アナタス座薬)の服用は流産の危険があるので、気をつけなければいけません。また、とくに漢方の大黄甘草湯などには流産を起こす危険があります。
※妊婦の場合は気をつけたい成分が多いので、ぜひ医師、薬剤師に相談してください。 |
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