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 Book 023


『ワクチン副作用の恐怖』
〜医師として、これだけは書いておきたい〜

近藤 誠 講師 著

 

 
   インフルエンザでは死ななくてもワクチンと解熱剤やタミフルなどの副作用で死に至る
 
   今回ご紹介するのは、がん治療の常識を変えた近藤医師が、新たなタブーを指摘する新刊です。
   ワクチンと聞くと真っ先に浮かぶのがインフルエンザワクチンです。子供の頃に受けた日本脳炎、BCGなどのワクチン接種に始まり、最近よく耳にする肺炎球菌ワクチンまで、日本では多種多様なワクチンがあります。みなさんは、これらを接種するかどうかは個人や親に任されている、つまり任意接種だということをご存知でしたか。以前はほとんどのワクチンは義務接種だったそうですが、摂取したことによって死亡、知能低下、四肢マヒなどの副作用が相次ぎ、裁判で国が敗訴したこともあり、義務化を廃止したそうです。近藤先生は言います。
   「この制度変更は、国が敗訴から得た教訓で、副作用の事故があっても賠償責任を負わなくて済むようシステムを作りかえたのです。国はワクチンを推奨するけれど、なにか不都合が生じたら自己責任ですよと」
   でも、私たちはお医者さんから勧められれば、無条件にワクチンは必要なものと思い込んでしまいます。果たしてそうなのでしょうか。この本は、そんな知らず知らずのうちに受け入れている、信じ込んでいることが、実は怖いことだというのを知らせてくれる一冊なのです。
   丹羽先生も以前より、「ワクチンはウイルスに対する抗体を作るために少量のウイルスを体内に意図的に入れるもので、免疫力や抵抗力の低い乳幼児や子供、お年寄りがワクチン接種すれば、逆効果。ワクチンで100%病気が防げるのならまだしも、効果に対する確たる根拠がないのに接種して、その副作用で肺炎などにかかっては元も子もないです」
   ワクチンはいらないとはっきりおっしゃっています。
   そんななか、近藤先生もワクチンの危険性について明言したのです。本書の帯に書かれている以下の箇条書きを見るだけでも、恐ろしさが分かります。
 ◎乳児に7本同時接種で急性脳炎症
 ◎川崎病発症に、BCGその他のワクチンが関与している
 ◎HPVワクチンで子宮頸がんは防げない
 ◎麻しん(はしか)ワクチンに脳症のリスク
 ◎B型肝炎ワクチンで多発性硬化症
 ◎接種直後に心配停止でも専門家は因果関係を認めない
 ◎新型インフルエンザワクチンの異常に高い死亡率
   本書ではそれぞれに根拠やデータ等も記載され、これまで医者が教えてくれなかったこと、国や厚労省が隠していることを教えてくれています。ここでは身近で気になるインフルエンザワクチンについて紹介しましょう。
   今期はワクチンの量が少なく、巷では騒ぎになっていましたが、それでインフルエンザがいつもより爆発的に流行したという話は聞かなかったように感じます。
   「インフルエンザワクチンで感染を防ぐことはできません。ウイルスは毎年のように変異しているので型が違うことの方が多い。風邪やインフルエンザは感染することによって自然の抗体がつくられ自己免疫力が高まります。だからもしも移ったら、これで将来に対する免疫力が強化されたと考えるのが穏当でしょう。そしてもっと大事なのが、絶対に解熱剤を使わないということ。インフルエンザはただの風邪です。乳幼児もインフルエンザでは死にませんが、死ぬ子や脳症が出るのは、解熱剤や抗ウイルス薬(タミフルなど)を使うからです。高齢者はインフルエンザをきっかけとする肺炎で死ぬことがありますが、これをワクチンで防げるかというと難しい。もちろん肺炎球菌ワクチンも無力です」
   多くの感染症が減少しているのはワクチンのおかげではなく、戦後、日本人の生活環境と栄養状態が良くなり、免疫力が上がったことが大きな要因だと言います。なのにワクチン効果のようにデータが作られていること。そしてほとんどの感染症がもはや日本では発症していないのに毎年ワクチンを推奨する予盾。とくに乳幼児のワクチン接種の量は危険すぎると言います。
   「結核はいまや高齢者しか発症していない。敗戦前後に結核に感染した人たちの肺内に結核菌が残っており、高齢で抵抗力が低下するとともに発症するのです。だからすべての乳児にBCG(結核予防)を接種する必要はないのです」
   このように結核だけでなく、破傷風、ポリオ、麻しん(はしか)、百日咳、風疹、ジフテリアなど、19世紀ならいざ知らず21世紀のしかも日本でほとんどない病気に、副作用の大きいワクチンを接種することの危険。先生はそのことを強く訴えています。
   「人は古来、一度に感染するのは、ひとつの病原体に限られてきました。混合ワクチンなどで一度に複数の病原体がからだに入ってくることに慣れていない。どれらが体内に殺到したときの免疫システムの混乱ぶりは目に見えるようです。混乱するだけならまだしも、遺伝的素質やその日の体調によっては、免疫システムの暴走は、重大な副作用をもたらすことがあり、最悪死亡するにいたります。わが子に自然にそなわる抵抗力をもっと信じること。それがいちばん安全確実に子供を育てる秘訣です」
 
   専門家は保身のためワクチン副作用を否定する
 
   乳がんを始め、がん治療に従事していた先生が、どうして専門外であるワクチンについて調べることになったのか。それは、医療被害者を支援する弁護士さんたちと知り合い、ワクチンで被害にあった子供らの悲惨な現状に胸を打たれたからだそうです。そうして調べていくうちに、厚労省のワクチン審議会の委員たちの隠蔽体質にぶつかりました。
   「ワクチン接種直後に死亡しても因果関係が不明、情報不足などと称して副作用と認定せず闇に葬ってしまう。副作用であることを否定してしまうのは、現に後遺症で苦しんでいる、あるいは亡くなられた人たちを、子供らを冒涜する行為です。そして将来にも同じ副作用が発生することを許す点で、人々のために尽くすべき医師の所業とは思えません。このまま放置していたことは、間接的にせよ、傷害罪や殺人罪に相当する行為だといえるのではないでしょうか。こういっても彼らは何も変わらないのでしょう。なぜなら、ワクチン業界から追放されては食べていけなくなるから。ワクチンを打っている小児科や内科医にとってもワクチンは重要な生活の糧になっています。そういう人たちにワクチンは安全です、必要ですと言われた場合、どうするのかはみなさんの判断にゆだねられます」
   ここまで言い切る先生のその想いに胸を打たれます。この本は現場のお医者さんたちにこそ見ていただきたい一冊だと思いました。最後に職場や学校など集団で半ば強制的にワクチンを打たなければいけない場合の退避方法の教えてくれています。ちょっと変人扱いされるかもしれませんが、子供や自身の安全のほうが大事。
   「ワクチンは法律で個人や親の判断と決められていますから、子供に後遺症が出ることはないと保証してください。出たときには賠償しますと一筆書いてください。そうすればワクチンを打ちます」
   こう言えばみんな黙るそうです。さすが近藤先生です。
 
 
※あくまでも、著者である近藤医師の意見であり、当研究会は、内容をすべて肯定するものではありません。
 

 


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