本論文は来る 2002年
9月 19日 Geneva で開催される第32回
国際皮膚科学会(European Society for Dermatological Research, ESDR)にて口演に採用され、更に
Plenary Session で総会講演に選ばれたものである。(
“Plenary Session” とは “全員参加を義務付づける”
と言う意味)
近年内外で “steroid-free”
のキャッチフレーズのもとに盛んに使用され始めたアトピー性皮膚炎治療薬、免疫抑制剤
T
軟膏は、元来臓器移植の拒否反応を抑える免疫抑制剤で、近年
T 剤を systemic
に投与していた臓器移植患者千例中、CD4/CD8
の低下を伴った新しい発癌が6〜10%に発生した14,15)。
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